2020年07月01日

かなづかひ名物百珍「サトウガヒ(佐藤貝、Anadara satowi)」

歴史的假名遣を學ぶ際、最初に憶えるべき言葉がいくつかあります。これを和歌の體裁にまとめ、忘れないやうに工夫した最初は明治十九年『かなづかひたもとのかがみ(宮崎蘇菴)』かといひます。續いて明治三十四年『新案かなづかひお伽話(糸左近)』は物語風に、また大正七年『笑ひながら覺えられる假名づかひ(宇田四郎)』は插繪をいれ、今でいふ「ビジュアル」の進化が見られます。

確かに言葉の羅列より、一枚の寫眞が心に殘る場面はよくあります。自分も及ばずながら
・かなづかひ名所百景
・かなづかひ名物百珍
・かなづかひ人物百姿
を企畫してみました。人物はなかなか百人に至らず、五十名が精々かもしれません。まづは思ひつくまま書きつらねてみますので、宜しく御叱正ください。寫眞はすべて他所からの借り物ですので、著作權の心配がありましたら御指摘を御願ひいたします。

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サトウガヒ(佐藤貝、Anadara satowi)

赤貝の近縁種。英國の外交官アーネスト・サトウ(Sir Ernest Mason Satow)の名にちなむ。サトウ(Satow)姓は「佐藤」とつながりは無いが、自ら日本名「佐藤愛之助」や雅號「薩道静山」を名乘ったため、一般に「佐藤貝」の漢字が宛てられる。「薩道」は「サタウ」であり、假名遣としては合はない。
かな百031佐藤貝a.jpg
posted by 國語問題協議會 at 09:38| Comment(0) | 高崎一郎