2022年04月16日

かなづかひ名物百珍(17)「惟任日向守光秀」/ア一カ

[惟任光秀]

 「惟任(これたふ)」は明智光秀へ朝󠄁廷󠄁から下賜された姓。「任」を「トー」と讀むのは訓「たへる」のウ音󠄁便。「藤󠄁原公任(きんたふ)」や「松󠄁任谷(まつたふや)由實」など姓名にある。前󠄁者は百人一首の「大納󠄁言公任」と言った方がわかりやすいかもしれない。iェ縣大任(おほたふ)町には「今任原(いまたふばる)」(〒824-0511)の地名も見られる。

 地名や人名には習󠄁慣として獨特の讀み方があり、そのため「名乘り字典」など多く編󠄁輯されるが、時になぜさうなのかわかりにくい場合がある。「一夫」「和子」など果して「かず」でよいのか、時に不安にかられる。
posted by 國語問題協議會 at 21:20| Comment(0) | 高崎一郎