2023年01月21日

日本語ウォッチング(57) 織田多宇人

御他聞にもれず
 例外ではなく、世間一般の例と同じにと言ふ時に「ごたぶんにもれず……」と言ふが、「ごたぶん」と言ふのは數が多いことの尊󠄁稱であり、漢字を當てれば「御多分に洩れず」となる。ところが、これが「御他聞」と書かれてゐることが多い。パソコンのWordでも「御他聞」と出てくる。確かに「他聞」と言ふ言葉はある。噂等が他人に聞こえると言ふ意󠄁味で、「これは他聞をはばかることだが……」のように使はれる。漢字の使ひ方を間違󠄂へないやうにしたいものだ。
posted by 國語問題協議會 at 19:00| Comment(0) | 織田多宇人