2016年01月01日

歴史的假名遣事始め (十三) 市川 浩

クイズで遊ぶ歴史的假名遣(十三)(平成二十八年一月一日)

先月のクイズ解答
云、会(會)、芸(藝)、転(轉) うん、くゎい・ゑ、うん・げい、てん
仮(假)、反、坂、叛 か、はん、はん、はん
卉、奔、焼(燒)、噴 き、ほん、せう、ふん
仏(佛)、私、広(廣)、弘 ふつ・ぶつ、し、くゎう、こう
(常用漢字字體表による字形では部分的共通性を考へることができなくなる例です。これからも明らかなやうに、字音假名遣は漢字に關する基本的な知識を學ぶ上でもきはめて重要であります)

新年明けましておめでたうございます。
「歴史的假名遣事始め」といふことで昨年一年間、歴史的假名遣の實例をクイズを通して見て來ました。複雜で面倒だと思はれる一方で、この假名遣には日本語書き言葉文化の歴史が詰つてゐると感じて下さつた方もいらつしやいませう。では何故このやうに貴重な文化財が廢止も同然となつてしまつたのでせうか。その事を正當化する「論理」に誤りはないのでせうか。「現代かなづかい」告示から七十年經過した今年は、この問題を考へて行きたいと思ひます。

練習問題
下記の所論に問題があるとすれば、その反論を御書き下さい。(問題の性質上、敢て新字・新かなで表記してあります)。

書き言葉は話し言葉の記録用に発生したものであり、言語の最重要成分である「声」の正確な記述が求められる。従つて表音文字である仮名が実際の発音の変化に従って変化して行くのは当然である。
posted by 國語問題協議會 at 14:00| Comment(0) | 市川浩
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