2020年10月17日

日本語ウォッチング(33)  織田多宇人

それも
 中學三年生の國語の教材で「化粧は女の大事な身だしなみで、一日に一二度、それも他人に目立たないやうにするものです。」とあり、傍線部「それ」は何を指してゐるかといふ設問があつて、答は「一二度する化粧」であるとされてゐた。このやうな教材で勉強してゐる生徒は氣の毒だ。
 勿論、設問も答も間違ひである。「それも」は 「前に述べた事柄についての補足の説明を加へる時に用ゐる連語」で、設問そのものがをかしい。「彼は學位を取つたんだよ。それも二十歳でだよ」といふやうに用ゐられる。
posted by 國語問題協議會 at 16:13| Comment(0) | 織田多宇人
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