2022年04月25日

日本語ウォッチング(50)  織田多宇人

完壁
 間違󠄂へる人が多いのが、「完璧」と書くべきところを「完壁」と書く例。「壁」も「璧」も音󠄁は「ヘキ」だが、「壁」の訓は「かべ」で「璧」の訓は「たま」。「璧」と言ふ字の存在を知らない方もゐる。磨󠄁いて傷のない玉を「完璧」と言ひ、「完全󠄁で缺點のないこと」を意󠄁味する。「璧」のその他の熟語としては、「雙璧」がある。「一對の寶玉」、或は「優劣無く、すぐれてゐる二つのもの」を意󠄁味する。これを「雙壁」と書いたら解釋に苦しむ。
 「壁」を含む熟語は多いが、特徵のある用ゐ方をしてゐるのは、「鐵壁」、「壁畫」、「城壁」あたりが思ひつく。
posted by 國語問題協議會 at 23:45| Comment(0) | 織田多宇人
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: